昔話①
その昔、高校時代に軽音楽部に所属してた。
入部の動機は特になかった。別に楽器やってたわけでも、音楽に特段興味があるわけでもない。
入学のときのオリエンテーションの日、クラス別で学校の近くを歩いたりする日があった。これは今でもたまにあるが、何かふとしたタイミングで自分のコミュ力がメーターを振り切るときがある。そんな日だった。(因みに特殊な高校で、クラス全員が集まったのは入学式とオリエンテーションの時だけ)
とりあえずクラスの人間とLINEを交換してクラスLINEグループを作った。
その後特に話が合う人間で学校のラウンジに集まり、部活はどうするかとか、まあ入学当初の高校生らしい話をした。
(当時は)ラウンジと呼ばれる区画、談話コーナーと呼ばれる区画、テニコ前と呼ばれる区画があり、ラウンジは軽音楽部の人間の溜まり場だった。
なかなかのキワモノが多そうだ、これは面白いと思って、その時入部を決意した。
当然楽器なんて持ってもない、そもそもなんの楽器をやるかすら決めてない。まあギターが一番無難でとっつきやすいだろうと思いギターを弾くことにした。
15歳になったばかりで法律上アルバイトができると言ったってそんなすぐ始められるわけがないし、続くかどうかわからんものに投資するのはバカバカしい。という話をしたら親戚が幾らか出してくれることになり、先輩からピンクの安物ギターを買った。(その先輩もなかなかにやばい人間なのだが、書くと面倒くさい。あとピンクのギターはしばらくした後自分で黒に塗り替えた)
今も昔も問題児な自分、〇〇デビューは毎回やらかしてるので当然またやらかした。やらかしが多すぎて挙げきれないが、同級生や先輩の女の子に片っ端から声を掛けたり、ODして救急車とパトカーのお世話になったり。いつになっても変わらない。
(これは先輩のSCHECTERのギターです)
2年目も近くなるといくらかマシになってくる。バンドも組んだ。
面白い話がある。文化祭か冬ライブ前か忘れたが、練習をサボるようになった女の子のメンバーがいた、当時は自分も好意を寄せており、途中まで一緒に電車で帰ったりもしていた。
冬のある日、また来なかった。「しゃーないし今日も大手町いくか」みたいな話になり飯田橋から大手町まで歩いていたのだ(当時は部活終わりに大手町や豊洲、芝公園まで歩いて終電か始発で帰るのが定番化してた)
そしたら大手町の丸ビル近くでその女の子と軽音の先輩が一緒に肩を寄せあって歩いていたのだ。呆れて笑いこけてしまって当人達にバレるということがあった。本当に偶然なのだが、自分の中では結構面白い話だと思ってる。
バンド。自分のバンドは一応まだ形だけは残っている。ただ上にも書いたとおり男と女がいるとろくなことがなかった。
まず結成したときのメンバーが
・自分♂(Gt/Vo)
・友人I♂(Ba/Key)
・友人KA♀(Ba)
というハチャメチャなメンツだったので加えて
・友人A♀(Vo)
・友人R♀(Dr)
の5人になった。そして名前も決まった。
しかしその後IとKAが男女関係で色々あり、脱退、ライブが迫っていたので代替としてベースの女の子を入れた。
と、同時期にAが行方をくらました…
災難は続く、なんとそのライブの日にRが用事があり出れないとのこと。急遽先輩に叩いてもらうことにした。
そして当日、自分はメンタルがやられていた、もうしんどいと思い途中の駅で動けなくなってしまった。言ってしまえばドタキャン。最早正規メンバーが誰もいない状態になってしまっていた。それでも簡単な曲だったことに加えて教えるために練習してた先輩方がやってくれたため事なきを得た。
因みにちょっとだけ顔を出してVoとして自分だけ正規メンバーとして出た。
まあ色々ありメンバーも変わったが、また男女絡みで抜けた人がいたり、卒業ライブ終わったあとに男女絡みで色々あって、メンバーではあるが、一緒にはできないというアホみたいな状態になってるので放置してる。
くるりが好きでくるりの曲ばっかやってたらバンドまでくるりに似て入れ替わりが激しくなってしまった。
(これは父親に買ってもらったOvation。最初はサンバーストだったが岡村靖幸が好きなので黒に塗り替えた)
続く